「咲良...
…なげーさーや」
優しく微笑む七海の表情は、随分と大人びて見えて、少しドキッとした。
「…うん。
久し振り」
あたしも微笑み返した。
「それで、話って何かね」
七海が首を傾げて聞いて来た。
昨日話があると言ってたから、七海の話を先に聞きたかったけど、あたしの話を先に聞いて貰う事にした。
「七海...
なんで、私立なんかにしたの?」
「…え?」
七海の表情が、ちょっとだけ曇る。
「なんで、お婆ちゃん1人残して、自分は全寮制の私立に合格したの?
お婆ちゃん1人で大丈夫なの?
あたしと七海の2人分の学費、お婆ちゃん出せるの?」


