裕くんは、最近女遊びが激しくて、あたしも狙われたから、もしかしたら、リコも狙われるかもしれない。



それにしても…



一昨年の、優しくて温厚な裕くんは、いなくなっちゃったのかな。



「…あ、HR終わったみたいだな」



丁度、HRが終わったみたいで、急に教室がガヤガヤと騒がしくなった。



扉から次々と生徒が出て来る中、リコも出て来た。



「リコ、帰ろっ!」



「あいっ、咲良!
…ん、田中くんまで、どうしたぬ?」



「陸くん、裕くんの事警戒してて、リコの事見張っててくれたんだよ」



「えっ...そうなぬ?
田中くん、にふぇーでーびる!」



リコはニッコリと笑いながらペコッと軽く頭を下げると、陸くんも笑い返した。