そんな声が頭上から聞こえて、顔を上げると、元気そうで快活そうな女の子が、ニコニコしながらあたしを見ていた。



綺麗に茶色く染められた快活そうなショートカットに、真ん丸の大きな目。



「…あっ、えっとー……
あの...」



……あぁ。



こういうの、苦手だ。



あたしが戸惑っていると、その子はニッと笑って、あたしの両手を取った。



えっ、何何何?!



「あたし、東風平 萌絵さ!」



東風平 萌絵(コチンダ モエ)。



「その名字、珍しいね。
東風平さんなんて、あたし、初めて聞いたよー」



「そうかぁ?
大和んちゅには、珍しく感じるぬかね」



東風平さんにそう言われて、あたしはコクリと頷いた。