サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)


中途半端にされて
気持ちがモヤモヤする。

話さなくてもいいから…文章で応えてほしい。
睦月君の気持ちが知りたい。

その時だった。

「俺は、咲良ちゃんの事が好きだよ!
初めて会った時から咲良ちゃんしか見ていない」

自分の口からそう言ってくれた。

睦月君……!?

ハッキリとした口調で確かにそう言ってくれた。

「咲良ちゃんは?
俺と付き合ってくれる?」

そ、そんなの……決まっている。

「……私も……睦月君のことが……好きです」

嬉しさのあまり涙を流しながら応えた。

両想いだったんだ……私達。

そうしたら
睦月君は、ギュッと私を抱き締めてきた。

優しく包み込むように

「……良かった」

耳元で安心したように呟いてくる。
余計に涙が溢れてきた。

そんな私を睦月君は、
そっと離しkissをしてくれた。

甘くて……少ししょっぱい味だった。