朝起きて、鏡を覗き込む。 昔は髪色は明るくて化粧も濃かった 少しでも彼の目に止まりたくて、 少しでも可愛くなろうとして 自分を飾っていたあの頃。 結局、なんの意味も無かったけど だって、彼はあの子を選んだんだから。 飾らないあの子を選んだんだから。 軽く瞼を閉じて、半年前のあの日を思い出す