悪役系女子と王道な奴等



カオルさんを見る私を

正確には、隣にあの子を侍らせるカオルさんを見て傷つく私を

まるでバカにするように、蔑むように


中内は見てくるのだ





「アンタの彼氏今アンタのこと見てたね」

「みたいね」

「よくこの人数の中ですぐに見つけられたのね。愛の力?」

「はっ、まさか」

冗談でもありえない。


だって彼奴私嫌ってるしね