ダイスキ、でもキライ

教室に戻ると、みんなはランチタイム。朝からもうこんなに時間がたってるなんて。

あの後、私は蓮君から謝罪を受けた。



「瀬川さん・・・。そ、その・・・。ごめん。」

「蓮君・・・。」

「冗談半分で、遊んでてごめん。」

「謝らないで。」

「え?」

蓮君は驚いたのかのようにハッ!とする。

「だって。蓮君はちゃんと謝りに来てくれたもん。普通の人はできないよ。」

「瀬川さん・・・。」

「それにね。私。もう、こんなこと3度目なの。」

「一回目に、前田璃央って言う友達がいて。ある日突然告白されたんだ。そのときの璃央は、女の子と遊ぶのが大好きで。いわゆる、不良みたいな・・・。感じだったの。2回目は、もう、覚えてないけど、みんな全部、葵が助けてくれたんだ。」

「春田が・・?」

「うん。そのときの葵の姿が好きになっちゃって。守ってもらえるのが当たり前だったから。私は、きっと油断してたんだと思う。」

「瀬川さん・・・。」

「だから!謝らないで!ね?私は、もう気にしてないから!」

気にしてないなんてウソ。本当は、すっごくイラついた。

「もう、友達のままでいいから。クラスメイトに戻ろう!ってか、元々クラスメイトだしね!!」

ニコッと笑いかける私に、蓮君は

「ありがとう。」

と声を漏らした。

そのとき・・・。私の頭がユラついた・・・。

この、笑顔・・・・。この瞳・・・。

「り・・・おう?」

まさか・・・でも、この瞳は・・・・この顔・・・知ってる・・・。

「ち・・・がう・・・・。」


もう・・・わかんない・・・・

異常な眠気と、頭痛が走り、気を失った・・・。