もし、展覧会に私が出れたら、一番に山河くんに見てもらいたいと思っていた。
その夢が、かなったと言っても良いかな。
「……凛子、おめでとう」
「……ありがとう」
少しずつ近づいてくる山河くんを、高校の時みたいに避けたりはしなかった。
全てを受け入れ、私たちは初めてキスをした。
「お待たせ、山河くん。私、山河くんのこと……」
「待たせたのは俺だったかもな」
「へ?」
そういうと山河くんはまた優しいキスをして、
「お前が好きだ。これから、ずっと一緒に居てほしい。付き合ってくれないか?」
「……はいっ……!!」
私は目に涙をたくさん浮かべ、山河くんに抱き着いた。
これ以上にない幸せを私は噛みしめ、やっと両想いに慣れた山河くんが愛おしくて仕方がなかった。
ありがとう。
私はあなたからたくさんのものをもらいました。
これからも色んなこと教えてくれるんだろうけど……
これからはもっと私も色んなものを山河くんにあげたいな。
私の人生を変えてくれてありがとう。
大好きです。
【完】

