窓際の山河くんの隣は。


──────...


「おはよう、山河くん」


翌日、私は山河くんに挨拶をすると、


「ん、おはよ」


いつもと変わらない山河くんが隣にいた。

なんだか二人だけの秘密があるみたいで、ドキドキしたし、嬉しかった。



「なーにニヤけてんの?凛子!なんかいいことでもあった?」

「へっ?!」


顔をあげると、おはよーと言いながらサキとミカがニヤニヤしながら立っていた。


「べっ、別に何でもないよ!」

「昨日山河くん追いかけて、その後二人とも学校戻ってこなかったしね?ねえ?」

と、サキとミカが顔を合わせて笑っていた。


「何でもないって!」

「ははっ、凛子わかりやすいって、可愛いなあもう」

「からかわないでよーもう」


そうだった……
私無我夢中で山河くんのこと追いかけたけど。

周りから見たら、なんであいつ山河くんを追いかけたまま、戻ってこないんだ?

って思うよね……


うわあ、改めて私凄く恥ずかしいことした。

私はまた考えると、顔を真っ赤にした。