窓際の山河くんの隣は。


この新しい生活に慣れてきたころ。


「本当に二人には感謝してるんだけど……俺、高校になったら一人暮らしさせてください。お金は高校出たらすぐに働いて、返します。お願いします」


俺は、二人に向かって土下座をしてお願いをした。


二人に迷惑をかけていることも……
俺が、母さんを殺したと、裕子さんに思われているかもしれないと。

弱かった俺は、そんなことを考えてしまった。

一人の方が気が楽だった。

一人暮らしの方がむしろ迷惑がかかるのかもしれないけれど。

だけど。
もう、誰かに気を遣って生活するのが息苦しかったんだ。



二人は心配しながらも了承してくれ、高校一年生になると同時に俺の一人暮らしが始まった。