窓際の山河くんの隣は。


「ごめんなさいばっかりうぜーんだよ。なんでそんな自分だけ苦しいみたいな顔すんだよ。何がもう疲れただよ……俺だってもう疲れたよ。毎日そんなあんたの声聞いて。俺だって辛いんだよ。なんでそんな顔すんだよ、見ててイライラする」


ポロポロと、言ってはいけない言葉がたくさんあふれ出てしまう。

言った瞬間に後悔した。
けど、もう後悔したって遅かった。


「あ……ごめん、言い過ぎた。俺、行ってくるから」


ボソッとつぶやいた俺に、
お母さん大丈夫だよ、と泣きながら言って俺にお弁当を持たせた。


全然大丈夫じゃない。
そう思ったけれど、意地になった俺はそのまま家を出た。



それが、ダメだったんだ。
全部全部、俺のせいだった。




――――母さん?





後悔したって、もうどうにもならないんだ。