「山河くんっ……!」
見上げるとこけて、泣いている情けない私を見下ろす山河くんが立っていた。
彼の顔を見ると、安心したのかよくわからないけど余計に涙があふれていた。
「なんで泣いてんの」
そう言ってちょっと微笑みながら、手を差し伸べてくれた。
「ご、ごめんありがと……」
「みんなが言ってたの、本当だから」
山河くんは悲しそうな、苦しそうな顔をしてうつむくから。
私も泣きそうな顔をしてしまう。
「私、私ねっ……――わっ」
遮るかのように、私の手を取り、
「ついて来て欲しいところがある」
強引に引っ張って、走っていった。
手、あったかい。
私はドキドキと鳴りやまない心臓に手を当て、がむしゃらについていった

