窓際の山河くんの隣は。


「山河くんっ……!」


見上げるとこけて、泣いている情けない私を見下ろす山河くんが立っていた。

彼の顔を見ると、安心したのかよくわからないけど余計に涙があふれていた。


「なんで泣いてんの」

そう言ってちょっと微笑みながら、手を差し伸べてくれた。

「ご、ごめんありがと……」

「みんなが言ってたの、本当だから」


山河くんは悲しそうな、苦しそうな顔をしてうつむくから。
私も泣きそうな顔をしてしまう。


「私、私ねっ……――わっ」


遮るかのように、私の手を取り、

「ついて来て欲しいところがある」


強引に引っ張って、走っていった。


手、あったかい。
私はドキドキと鳴りやまない心臓に手を当て、がむしゃらについていった