窓際の山河くんの隣は。


「食器洗うわ、ごちそうさまでした」

「いや!大丈夫!私、食器洗っとくから山河くんはゆっくりしてて」


台所に向かおうとする山河くんを止めて、無理やりお皿を取った。

全部任せてごめんと謝る山河くんに、いいのいいのと機嫌のいい私。

家では洗い物なんて自分から進んでしたことなんかほとんどないのに。


なんだか、とても嬉しかった。
幸せだった。


山河くんの家に来てよかった。

私は一人でニヤニヤしながら洗い物をしていた。


「山河くん、終わったよー私、そろそろ帰らなきゃ……あ」


ふと山河くんの方を見ると、ベッドにもたれかかって寝ていた。