目が覚めると土方がいた。

なにか驚いたようや顔をしていた。

目があったような気がした。

「なに」

土「い、いや別になんでもねぇよ」

「あっそうだ!咲見お前の処分が決まったぞ」

「処分?………で私生かしてもらえるのは有難いけど此処では嫌だよ」

一さんに言われたんだ。

できるだけ早く出て行けと。

そりゃそうだ私だってこれでも一応女だ。

こんな狼の巣に長くいたくはない。

しかし、その考えを拒否しようとする自分があることは嘘ではないと想う。

土「また、勝手に頭の中のぞくなよ。
まぁお前は生かしてはやるがまだ疑いが晴れたわけじゃねぇ。よって当分の間は此処に住んでもらう。と正式にきまった。」

「面倒くさいよ。」

それより土方にこのまま女で有ることを黙っていても良いのだろうか?

私が女だとわかって手を出そうものなら私は一さんの部屋に引っ越そう。


一さんなら安心だ。

「そうだ土方。お前何人の女を泣かせたんだ?」

土「あ"ぁ?んだよそれ」

「いや、一さんに土方の泣かせた女は数知れずと聞いたからな」

土「…………斎藤が。」

「忠実な犬に噛まれたね。土方」

土「は?何言ってんだよ。お前は馬鹿か」

「土方に馬鹿扱いされたくない」

土「斎藤は俺の犬でもなければ家来でもない。少なくとも斎藤をそんなふうに思ったことはない。あいつは隙さえ有れば敵の息の根を止めようと目を光らせる天才剣士だ。普段はそれを隠しているに過ぎない」

「隙さえ有れば殺すなんて沖田のしそうなことだけどな。」

土「総司は確かに優れた剣士だがアイツは
まだ感情のままに動くことがある。
確実に相手を仕留めるには斎藤の様な臨機応変さと冷静さをもっていなければ中々難しいものなのだ」

「へ〜。一さんは、やっぱり凄い人なんだね。尊敬するよ。」

やはり斎藤一と言う人物は凄い人だ。




尊敬    するよ。


新選組にいると斉藤一さんは私から見たらだけど 一番輝いて見えるんだよ。




それは、「尊敬」なのかな?