ピュアな彼氏を溺愛中!

翌朝ーー。

「最近、柑奈彼氏欲しいって
言わなくなったね!」

百合と愛菜と3人で座って

話していた時、突然百合がそう言った。

「えっ!?
柑奈、彼氏欲しいの!?」

こういう話が大好きな愛菜はすぐ

食いついた。

「う、うーん。
今はとりあえず3人でこうやっているのが楽しいなぁって思って。」

苦笑いであたしがそう答えると、

「ダメだよ!!
彼氏作んないと!!
あたしら女子高生なんだよ!」

と、すぐに愛菜に突っ込まれる。

「そういえば、愛菜は彼氏いるの?」

百合がそう聞くと、愛菜は少し

照れたように、

「ま、まぁね。」

と答えた。

「ええー!
知らなかった! どんな人?」

あたしがそう聞くと、

「うーんと、中学の時の同級生で、中3から付き合ってるよ。」

と愛菜がそう答えたので百合は、

「いいなぁー!
すごく長く続いてるね!」

と、うっとりしている。