ピュアな彼氏を溺愛中!

「ねぇ…ねぇってば!」

肩を叩かれ、慌てて振り向く。

「河野くん…?」

そこに立っていたのは二人の

知らない男の人だった。

なんだ…河野くんじゃなかった。

この人たち、大学生かな?

見覚えないけど、誰なんだろう…

「おっ! かわいーじゃん!
ねぇ君、俺達と遊び行かない?」

え…?

「え、えっとあたし達
知り合いでしたっけ?」

ぽかんとしてそう尋ねると、

二人は笑いだして、

「そんなのどうでもいいじゃん!
ね、早く行こ!」

と、一人があたしの腕を掴んだ。