ピュアな彼氏を溺愛中!

すると河野くんはにっこりと微笑み、

「なら今度の日曜な!」

と笑った。

でもすぐに顔をしかめる。

「お前、髪めちゃくちゃ濡れてんぞ。」

「え?」

あたしば髪に触れてみた。

あんな雨の中走ってきたため、

当然びちゃびちゃだったが、

河野くんと話しているうちに

髪のことは忘れてしまっていた。

あたしは慌ててカバンの中を探す。

「確かタオルを入れたはずーー」

一人でゴソゴソしていると、