「わぁ〜」
村の入り口には、本当に大きな木がたっていました。
多くの葉がしげる大木のしたら涼しく、心地がとても良くホッとします。
ふと、上を見ると誰かが木の上にいることに気が付きました。
スースーと息の音も聞こえます。
寝てる……?
もしかして、この方が?
「あの、すみません!」
はしたないとは思いながらも大きな声で呼びかけます。
「ん…?」
その人は木の上で器用に首だけをこちらに向けて私のことを眠たげな目で見つめてきます。
日陰であまりはっきりと顔は見えません。しかし、その人のまるで青空を写しとったような蒼き瞳がこちらを見ていることを私に教えてくれます。



