部屋に戻ると、私は魔法の鏡で雪兎の様子を見た。


雪兎はまだ起きていた。

夕ごはんも食べてなかったけど、大丈夫かな…?


よく見ると、雪兎は何かを見ていた。


私は更に目を凝らして見た。すると、雪兎が見ているのは写真だとわかった。


それも、私と悠太と雪兎の3人で写っている写真。その写真の当時は私達はまだ小学校5年生くらいのはずだけど…。


何で雪兎と…?


それに、写真に私も写っているということは、私も雪兎に一度は確実にあっている…?


記憶にない。


どういうこと…?


すると、突然雪兎が私を見た。


雪兎からは私は見えていないはずなのに。
そして、何か言った。


すると、鏡がもとに戻った。


どういうこと…?


そのとき、ドアが開いた。

鍵をかけるのを忘れていた。
入ってきたのは雪兎だった。


「監視してもムダと言っただろ?」

「ゆ、雪兎…。私達と雪兎はどういう関係なの…?」
「幼馴染み。」


雪兎はそう一言だけ言った。


次の瞬間、私は気絶した。


そのあとのことは覚えていない。