「ひどいなぁ、俺、ひめちゃんの寝顔好きなのに」 「……」 「冗談だってば」 これ以上ひめちゃんに変な目で見られるのもなぁ 俺、女子は寄ってくるばっかりだったから扱いには慣れてるつもりなのにひめちゃんは難しい。 「今日のお礼としてさ、今度美味しいケーキ屋さん連れてってあげようか? すっごい美味しいからおすすめだよ?」 「え?」 急な提案にキョトンとするひめちゃん。 そんな表情もかわいいなぁ ……て、俺ほんとに変態かも知れない。 あぁもう!くそ! あれか、惚れた弱みってやつか。