……

女達が遠くへ行った隙に、図書館へ忍び込む。

もちろん入ってすぐの所でチンタラしてたら見つかってしまうので、奥へ。



……へぇ、こんなところあったんだ。


日頃あまり図書館へ来ないため知らなかったが、奥に入り込むと結構広々としたスペースがある。

その奥にも道があり、進んでみる。


奥は本棚で隠れるように机があり……


っ!?



その机で寝ている?女がいた。



どうやら、宿題をしていたようでノートが出ている。
宿題が終わってすぐに寝たのか、ノートは組んだ腕の下から顔を覗かせている。


起こさないように近づくと、ノートの表紙には可愛らしい女の子特有のまる字で広めの空白を使い、名前が書かれてあった。


“1-4
瀬戸内 妃…"


瀬戸内、妃……

ひめ、ねぇ