眠りの森のシンデレラ



特に期待はしてなかったけど、今日もここへ来てしまった。



いつもの癖で覗いた特等席。




そこに、いたんだ、ひめちゃんが。



ひめちゃんが寝てるのを見て、意味もなく泣きたくなった。


いつかのように、ひめちゃんの前に座る。




震える手でひめちゃんの頭を撫でたけど、彼女は起きなかった。


そこで俺は見つけた。


ひめちゃんの隣にある眼鏡。