「ちびじゃないですから!!」

私がそう言うと

「じゃあ、もっと縮めてやるよ」

ってそういって頭をクシャッてして上から圧をかけてきた

「いやー!!本当に縮んじゃうじゃん!!
このバカ翔」


なんて、暑さも忘れて言い合っている時にふと、時計が目に入った

「あーー!!」
「ったく!!うるせーよいきなり
耳元で大声出すなバカ」

そんなことはどうだっていい

「時間!!もうこんな時間だよ!?
遅刻だ~!!」

「マジかよ」

「早く、急がなきゃ」

そういって私が走り出そうとしたら
いきなり腕を引っ張られた

「ひゃ!?」

気付くと私は翔の自転車の上に乗っていた

「ちゃんと捕まっとけよ!!」

そのまま翔はペダルをこぎはじめる
私は振り落とされないように少しはずかしいが翔の腰に手を回す

「うん!!」

気持ちいい風になびかれながら私達は学校へ急いだ