「朱音、歌、聞いたよ。」

翌日、教室へ行くと、真っ先に小春が抱きついてきた。

「小春、私ね、やっぱり小春には幸せになってほしい。大好きだから。」

「朱音、私、がんばってみる。応援してね。」

「もちろん。」