恋ウタ ~永遠のメロディー~

事務所の前には多くの記者が集まっていた。朝より人数が多くなってんな。

「なあ、朱音ちゃん戻ってきてる?」

「今日はそのまま帰るそうです。」

「そっか。」

俺はスマホをポケットから取り、朱音ちゃんに電話をかけた。

「朱音さんですか?」

「あぁ。」

「気をつけてくださいね。ほんのちょっとのことでも危険なんですからね。」

「わかってる。」