嘘つきハンター



 ようやく一ページめくれた。


「早くしろ」


 滝沢の視線が痛い。


 三十八と番号の振られたページを持ち、めくろうとしたとき


 がたっ。


 何かが倒れた音がした。






「キャアアアアアアアアアアア」