「キャハハハハハハハハ」
紗希の笑い声が耳をつんざく。
彩芽は無邪気に笑う紗希を見ながら、後ろにじりじりと後ずさった。
「紗希はなんで死ぬの~?」
紗希の明るい声が、彩芽に追い打ちをかける。
「彩芽に殺されたから死ぬの~」
「お前を殺すのは、彩芽でも俺らでもないだろ! ”口”だろ!」
大翔が紗希の大きな声に負けじと声を張り上げるが、紗希の耳には届かないようだ。
相変わらず、ニコニコと笑う紗希。
「いやあああああっ」
彩芽が絶叫したとき、
『いただきま~す』
バキ、ともブチ、ともつかない音がした。


