「うわっ!!…杏羽。起きてたの?」
聖夜に聞かれたけど今は答える気分じゃなくて、ただ頷いた。

「ん。もーもはーなんかあった?」
首を横に振って今よりぎゅって抱きついた。

「っ// 杏羽、本当にどーした?」

「…聖夜ーゆら いない方が良くない?」
いきなり声がして聖夜越しに見ると女の子が居た。

「あーまだ戻んな。でもちょっと待って。」

「はーい」

女の子は聖夜のこと呼び捨てにしてるから、聖夜と仲良いのかな。