「せぇやぁ♥」
そう言って俺に抱きついてくる、一応彼女の麗愛。
ここ1年の廊下。マジやめてほしい。

「学校同じなのに、学年違うからぁみあ、せぇや不足で死んじゃいそぉ」

毎日毎日こう言ってキスをねだってくる。もう、この手には馴れたけど今日はしてやんねぇ。

「あれ?せぇや、キスはぁ?」

いつも空き教室に連れ込んでいるため、皆は知らないが今日は俺がしないから、麗愛はみんなに聞こえるように話してくる。うざ。