紫苑 -SHION-




「ん?にしても、何で第一図書室に行きたいんだ?」


「あ、えと……私図書室とかそういう場所好きなので行ってみたいな、って……」



「そーなのか。でも、第ニ図書室の方が広いし、本はいっぱいだし、綺麗だぞ」



……是非、今度行ってみよう。







「……開いてない」



あれから先生に鍵を返してから職員室を出て、第一図書室に来てみたんだけど、やっぱり鍵はかかっていた。



鍵がなくなったってことは昨日の茶髪の人が持ってるのかな?


じゃあ、この学ランの持ち主の人は誰だろう?


茶髪の人は学ラン着てたから違うぽかったし。


ただ、図書室は朝は入るのが無理ってことだけはわかった。




「……放課後に出直そう」



このまま学ランを外に置いておくのも気がひけるから。



でも、放課後、茶髪の人に会ったらどうしよう。



「……放課後行くのやめたいかも」