え?どういうこと……?
「あんたはもっと告白されてると思ったんだけどな」
皐月がふーん、と私の顔をジロジロと見つめる。
そんな私は驚いて目を見開く。
皐月のことだから、興味がないから聞いてないのかと思った。
それに、皐月がそんな風に思ってたことにも驚いた。
「紫苑ちゃん、普段男と喋らないタイプでしょ」
「ああ…なるほどな」
湊君の言葉を聞いてから、私の顔をチラッと見て頷いた皐月。
当たってる……。
「良かったな、晴」
「……」
そして、晴を見る。
達己もそうだけど、何で晴なんだろう……?
「……」
無表情だけど、さっきより顔が柔らかくなっている。
「……?」
「あんた、鈍感だな」
「え?」
晴を見て首を傾ける私にそう言った皐月はスマホを見ながら鞄を持って立ち上がった。
「俺、もう帰るから」
「あ?もうそんな時間か?」
「ああ」
「ふーん、じゃーな」
「バイバーイ」
湊君と達己の後に慌てて続く。
「あっ、また明日…」
「……」
晴は皐月に片手を上げていた。
「ああ、じゃあな」
皐月も片手を上げて、図書室を出て行った。


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