私はポカンとして琉衣くんを見上げる。 するとなぜか琉衣くんの顔は真っ赤だった。 ……あれっ!? 「えーと…… アレって…なんのこと…?」 よくわからない。 そもそも今朝、何かあったっけ?? すると琉衣くんはイラついたのか、思いきり顔をしかめて。 「……っ、だから!!」 …ひいぃっ! そして怒鳴りつけるかのように言い放った。 「わざと抱きついたわけじゃねーっつってんだよっ!!//」