私は思い切って声をかけてみた。
「あっ…こ、こんばんは!」
「はぁ?」
さっそく眉をひそめる彼。
…あれ?
ダメだったかな…?
「こんばんはってお前…
相変わらずヨソヨソしい奴だな」
えっ…
「あっ…そ、そうだよね!
ごめんね」
ーーシーン…。
うっ……
すぐにまた沈黙が流れる。
さっきは新たに琉衣くんのことを知って、勝手に身近に感じたつもりになっていたけれど、
だからと言ってこうして会話があるわけでもなくて…
私は少し調子に乗ったみたい。
いざとなると何を話していいのかわからない。
どうしよう…。
でも琉衣くんは隣でぼーっと外を見ている。
なんだか不思議な感じだった。
もしかして私、邪魔…?
部屋に戻るべき……?



