【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***

その日の夜夕飯を食べ終わったあと、私はキッチンで洗い物をしていた。


静香さんは家事を一切手伝わなくていいと言ってくれるけれど、それはさすがに申し訳なくて。


夕飯後の洗い物や洗濯物をたたんだりなど、多少の手伝いはなるべくするようにしていた。



「亜里沙ちゃんごめんねー、手が荒れちゃうでしょう?」


「いえ、そんなことないですよ」



静香さんが横で食器を拭きながら話しかけてくる。


まだ世話になり始めたばかりだけれど、静香さんや俊介さんには、すでにあまり気を使わずに話せるようになっていた。



「亜里沙ちゃんは頑張り屋さんね。偉いわぁ。

私だったらきっと1日で嫌になるわよこんな生活」


「えっ…!」


「琉衣もあんなだし嫌になるでしょ?

いいのよ正直に言ってくれて」