「た…ただいまー…」



ぐったりした顔で家に帰るとリビングには誰もいなかった。


思わずソファーに腰を下ろす。



「はぁ〜…」



なんだか今日は色々ありすぎて、もう頭がパンクしそうだった。


家でも学校でも心休まる暇がない。


やっぱり想像以上に他人の家に住むというのは大変だと思った。



学校ではあの後麻実に、なんで琉衣くんと、いつから知り合いだったのかと聞かれて答えに困り…

とりあえずお父さん同士が知り合いで、最近家同士少し付き合いがあるというふうにだけ言っておいた。



一応ウソはついてないよね…?