「お待たせしました。
ココナッツミルクパンケーキと、キャラメルハニーパンケーキでございます」
注文してしばらくすると、甘い香りのするクリームたっぷりのパンケーキが席へ運ばれてきた。
どちらもすごく美味しそう。
小高くんも甘いものは大好きみたいで、パンケーキを見た瞬間「おぉ〜!」なんて声をあげていて少し可愛かった。
「西村ん家パン屋だっけ?
いつも家の手伝いとかしてんの?」
「えっ?…うん。
一応朝学校に行く前と、帰ってから少し…」
「そっかぁ〜すげぇな。
勉強とかも真面目にやってんのに。
そういうのすげー尊敬する。偉いよな〜」
小高くんはそう言って私の家の話やパン屋について色々聞いてくれて、すごく興味を持ってくれた。
私がよく居眠りするのも納得してくれて、
「だから授業中よく寝てんだな〜。
でもまかせろ、俺がちゃんと西村のこと起こしてやるから」
なんて言ってくれて。
大した取り柄もない私のことをなんでも肯定してくれるから、嬉しかった。
小高くんは、優しい。
琉衣くんとはまた違う。
すごく素直だし、ストレートで。
彼が女子からモテる理由もよくわかるし、
きっとこんな人と付き合ったら幸せなんだろうなぁ…なんて心の中で思った。
だけど…



