【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***

待ち合わせ場所に着くと、小高くんはすでに到着していた。


私は結局少し遅れてしまって。


泣き顔をごまかすのに随分と時間がかかってしまった。


だけど遅刻した私を小高くんは怒ったりしなかった。


むしろ心配してくれて。


やっぱりすごく優しい人なんだって思った。


彼の優しさに心が少し救われる。



「それじゃとりあえず勉強しますか」



そしてまずはテスト直前ということで、二人で近くの図書館へ向かった。


正直とても勉強なんて気分じゃなかったけれど、
デートなんてもっと気分じゃなかったから。


気持ちを落ち着かせるのにちょうどよかった。


二人で数学や英語を交互に教え合って。


それはそれはなごやかに時間が過ぎていった。


このテスト期間中一番真面目に勉強をした気がする。