「琉衣…くん」
どうしてこのタイミングで会っちゃうんだろう。
琉衣くんは私の姿を見つけるとさっそくこっちへ歩いてくる。
「何やってんのお前、一人で。
テレビもつけねーで…」
「あ、うん…ちょっとくつろいでた…。
琉衣くんこそ、休憩?」
久しぶりにまともに面と向かって話した気がした。
「いや、もうシフト終わりだし。
それよりなんだよその格好。どっか行くの?」
ギクッ…。
やっぱり突っ込まれた。
「あ…あーうん、ちょっと…。
友達と勉強しに…」
明らかにぎこちない答え方に琉衣くんはさらに顔をしかめる。
っていうか私なに正直に答えて…
「…友達って……男?」
ドキッ。



