【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***

「うーん…これでいいかな」



白の半袖ブラウスに、白と黒のギンガムチェックのスカート。

冷房対策にレモンイエローのカーディガンを羽織って。


いつもよりは少しきちんとめにメイクをした。


カゴ型のバッグには勉強道具一式。


午後1時半の待ち合わせまでまだ少し時間がある。



今日は祝日で学校はお休み。


小高くんに誘われて図書館で勉強する約束をしてる。


朝からなんとなくそわそわして、男の子と出かけるのはやっぱり緊張した。


だけどあまり、ウキウキした気持ちにはなれない。


それはきっと、やっぱりどこか琉衣くんのことが気になるから。



私はできれば彼に顔をあわせる前には出かけたかった。


なんとなく見つかりたくなくて…。