突然彼女のほうから話しかけてきた。
やっぱりどこから見ても綺麗な人でうっとりする。
「は、はい!よろしくお願いします!
琉衣くんとは…隣のクラスなんです。
ここで働くまでは話したことなかったんですけど…」
「そうなんだ〜。ふふ、可愛い。
私には全然気を使わなくていいからね。
ぜひとも下の名前で呼んでね。沙良です。
こちらこそよろしく」
笑顔はまた格別だった。
今朝は琉衣くんにあんなふうに言われてたし見ててヒヤッとしたけど、それでも笑顔を絶やさない彼女はやっぱり大人だ。
すごいや…。
フレンドリーな人柄もまた素敵だし。
だけど素敵な人だと思えば思うほど、なぜか胸の奥がモヤモヤして。
そんな自分がすごく不思議で嫌だった。
なんだろう、この感じ…。



