【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***

学校から帰ってお店に出ると、樹さんと沙良さんが残っていた。


畑さんは今日はもうあがったみたい。



「亜里沙ちゃんおつかれー!

あれ?琉衣は?一緒じゃないの?」



樹さんがたずねる。



「琉衣くんは今着替えてます。

今日は私のほうが先に着いたので」



さっき更衣室のところでバッタリ会った時も「クソ、なんでお前のが早ぇんだよ」なんて言われたことを話したら、樹さん達は笑っていた。



「ふふ、負けず嫌いだね。相変わらず」



そんなふうに話す沙良さんを見ると、少し胸が痛い。


なぜか琉衣くんのことをよく知ってる感じ…。


だけど、いちいちそんなことを気にしていたらきっと身がもたない。



「亜里沙ちゃんっていうんだよね。

朝はあんまり話せなかったけど、仲良くしてね。

琉衣とは同じ学校なんでしょ?」