1組の扉の前に来ると、さっそくいつかの女子につかまった。
今日はその友達も数人いて、軽く取り囲まれる。
「あれー?西村さんじゃん。
やだ、また来たのー?
もしかして琉衣くん呼びに来たー、とか言わないよね?」
ドキッと心臓が鳴る。
今日はそのまさかの琉衣くん…だなんて言えない…。
「あ、えーと、あの…」
「あはは、でもうちら親切じゃないから呼んであげないよー?
っていうか琉衣くん今友達といて忙しいみたいだし、出直してきたら?」
「そうそう。今無理だよー。
西村さんなんかの相手してるヒマないって」
明らかにバカにされている感じだ。
いつの間に私こんな嫌われてたんだろう…。
「キャハハ!だよねだよね!っていうかなんか持ってるし!
何その紙袋?」
…うっ、やばい。
見つかった…。
「ヤダ、もしかしてそれ手作りのお弁当♡とか言わないよね?」
「うそぉ〜!キモ〜い!」



