「大丈夫?西村。
なんか元気ねーけど…」
休み時間になると、隣の席の小高くんが声をかけてくれた。
「あ、ううん…大丈夫だよ。
ちょっとテスト勉強で疲れちゃった」
「マジで?あんま無理すんなよ」
「ありがとう」
相変わらず彼はとても優しい。
なんか心配かけちゃって申し訳ないな。
意外にもすぐ顔に出る自分が嫌になる。
もう次は四限。そしたらお昼休みだ。
ウジウジ考えてる場合じゃないのに…。
とりあえず気を取り直してお弁当だけでも渡しに行かなくちゃ。
ーーガタッ。
席を立って、サンドイッチの入った手提げの紙袋を手に持つ。
「…おっ、どうした?」
「ちょっと、行ってくるね」
「お、おう!よくわかんねーけど…、
がんばれ!」
小高くんの声に見送られて教室を出た。



