【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***


「おつかれさま〜」



無事にシフト時間を終えて交代したあとは、言われたとおり制服に着替えて1組へ向かった。


みんなにはアリスの服脱いだらもったいない!なんて言われちゃったけど、やっぱり恥ずかしいし…

何よりさっき琉衣くんにああ言われたから。


どうしてかいつも彼の言うことだけは素直に聞いてしまう。

体に染みついてるのかな?


それを嫌だとか無理強いだとか思わない私は感覚が麻痺しているのか。


それとも……



「きゃっはっは!!」



1組のドアの前まで来ると、パンケーキのいい匂いがしてくる。


同時に賑やかな笑い声も聞こえて、少し緊張した。



「えーっ!なんかリュウが焼いたやつぺったんこじゃない?

まずそー。これ売れないよ」


「あぁっ!?」


「ちょっと琉衣くん見本見せたげてよー」


「はぁ?こんなん失敗する要素ねぇだろ。

チッ、仕方ねぇな。貸せよ」