忙しいけれどそれが嬉しい。
みんなこの状況を楽しんでいる感じ。
私もせっせと案内したり、テーブルを拭いたり、飲み物を運んだり。
あまり接客は得意な方ではないけれど、楽しく仕事することができた。
それからバタバタすること約一時間…
ようやく客足も少し落ち着いてきて、みんなで雑談しながらほっと一息。
「そろそろ食い物系に人が集まる時間だなー」
小高くんもちょっとお疲れ気味で、スーツから出たシャツの襟が折れ曲がっている。
「あっ小高くん、」
私はそれが気になって、隣にいた彼の首元に手を伸ばした。
「えっ、どした?」
「シャツの襟が曲がってる…」
「マジ?」



