ふとした瞬間にまた琉衣くんのことを考えてる自分に驚く。
そう。
あの日琉衣くんにあんなことを言われて以来、私はずっと意識してばかりで。
顔を合わせるたびにドキドキしてる。
麻実が言うように、琉衣くんが私のことを…なんてそんなはずはないけど。
それでも気にならないわけがなくて。
相変わらず琉衣くんの態度にも振り回されっぱなしなのだった。
「うわっ、西村そのカッコ…!」
その時ふと声をかけられて。
振り向いたらそこにはワックスで髪をバッチリセットした小高くん。
シルバーのネックレスやピアスなんかもつけて、本物のホストみたい。
「あ、小高くん…っていうか、やだごめん!
似合わないよねこんなの!」
恥ずかしい…
さっそく小高くんに見られちゃった。
だけど小高くんはなぜかうろたえた様子で。
「…っいやいや全然そんなことねぇし!
むしろ超似合ってる!ってかヤバイ!いろんな意味で!!
…ってあぁ、何言ってんだ俺!!」



