【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


***


「おつかれー」


「おつかれ!いっしょに帰ろ〜!」



夕方少し暗くなってきて、みんなぼちぼち帰り始める。


こんな時間まで学校に残っていたのは久しぶり。


麻実はバイトがあるからと途中で帰ってしまったので、一人で下駄箱へと向かった。



下駄箱のあたりは人がいっぱいで、みんなクラスTシャツを着てわいわい喋っている。


私はそんな集団を見てちょっといいなぁ、なんて思いながらも静かに靴を履き替えた。



暗くなってきたからなんとなく一人で帰るのは心細い。


だけど誰かを誘うのは苦手だし…


そんなことを考えていたら、ふと後ろから肩をトン、と叩かれた。



「よっ、お疲れ!」



誰かと思って振り返れば、またしても小高くん。



今日はよく会うなぁ…ほんとに(笑)


ちゃんともう制服に着替えてる。



「おつかれ、小高くんも今帰り?」


「うん、そうだよ。

西村は誰か待ってんの?」