あらためて人気者と関わるリスクというものを思い知る。
もとは無縁の存在だったのに…
いつのまにか琉衣くんのことを誰より身近に感じていた私は、やっぱり調子に乗ってたのかな…
「…西村?」
だけどそんな時ふと頭上から声をかけられて。
見上げるとそこにいたのは小高くん。
「どした、元気なくね?」
心配して声をかけてくれたのかな。
小高くんはなんだか見たこともないような格好をしてる。
はだけた黒っぽいシャツに、グレーのスーツみたいな。
これは……
「う…ううん、大丈夫!
それよりどうしたの?その格好…」
「あぁ、コレ?」
私が尋ねると、小高くんはニッと笑ってポーズを決める。
「学祭でやる仮装だよ。俺の衣装ホストだから(笑)」
「あ、そっか…!」
なるほど、仮装だったんだ。
「西村も仮装やんだろ?
俺楽しみにしてるから」



