だけどあまり1組に知り合いのいない私はガムテープを借りようにもなかなか声がかけられない。
かといって琉衣くんに言うのもなんか変だし…
なんて思ってたら、ちょうど私の存在に気がついた一人の女子が立ち上がってこちらへやってきた。
「なにー?なんか用?
琉衣くんなら今手いっぱいだから空いてませんけどー」
…ドキッ。
どうやら私が琉衣くんに会いに来たと思ったみたい。
ちょっと表情が怖い。
「ち、ちがうの…!
うちのクラスガムテープ切れちゃって…貸してもらえないかと思って…」
「あぁ、そーいうこと?」
慌てて否定すると、ならいいけど…とでも言わんばかりにガムテープを取ってきてくれて渡してくれる。
「ありがとう!助かります!」
丁寧にお礼を言って受け取ったら、なぜかバカにしたように笑われた。
「…プッ。っていうかアナタ西村さんでしょ?
初めて間近で見たけど…
全然たいしたことないね」
「えっ…!?」
な、なにそれ…、
「琉衣くんと仲良いからってあんま調子乗らないほうがいいよー?」



