「雑誌に載るくらいだもんね。
やっぱり人気なんだね」
「…チッ、なんかムカつくな。ホントにうまいのかよ。
今だけなんじゃねーの」
どことなく対抗意識を感じてるのか、琉衣くんは気に食わなそうにしてる。
だけどそうは言いながらもすぐに、スマホをかざし外観の写メを撮っていた。
なんだかんだちゃんと偵察の仕事をしてて偉い。
私完全にお客さん気分だったよ…。
目の前ではカップルがさっきからずっとイチャついてる。
「ねぇタクちゃん♡今日泊まっていーい?」
「あぁ、もちろん。帰さねぇから覚悟しとけよ」
…うわぁ……、
思わず聞いてるこっちまで赤面しそうな会話だ。
たぶん年は大学生くらいでそんなに変わらない感じなのに、ずいぶんと大人に感じる。
「やだぁ、タクちゃん♡うふふ」
「お前が可愛すぎんのがいけねぇの。
なぁ、こっち向けよ」
…ちゅ♡
ひゃ〜〜っ!!///
あまりのベタベタっぷりに視線のやり場に困る。
キス現場なんてものを生まれて初めて目の当たりにした私は、ギョッとして思わず下を向いた。
わぁぁ、すごいなぁ…こんな所で…。
カップルってこういうものなの…?
しかも琉衣くんといる前でこんな……
恥ずかしすぎるよ〜〜…!



